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概要
パンくずリストとは、Webサイト上で現在地を示すナビゲーション機能であり、トップページから現在のページまでの階層を「>」などで区切って表示します。童話『ヘンゼルとグレーテル』にちなんだ名称で、ユーザーがサイト内で迷子にならないように、現在地と上位ページへの移動を助ける役割があります。ECサイトでは「ホーム > ファッション > Tシャツ > 半袖Tシャツ」のように、階層が深くなるにつれて、より具体的に位置が表示されます。
名前の由来
童話「ヘンゼルとグレーテル」で、兄弟が森で道に迷わないようにパンくずを落として進んだエピソードに由来しています。
パンくずリストの役割とメリット
| 現在地の把握 上位ページへの移動 ユーザビリティの向上 | ユーザーがサイト全体のどこにいるのかを視覚的に把握できます。サイトの階層構造がひと目で分かり、ユーザーは自分がどこにいるか把握しやすくなります。上位の階層へ簡単に戻れるため、回遊性を高め、離脱率の低下にもつながります。 |
| SEO効果 | 検索エンジンにサイトの階層構造を伝える役割も持ち、クリック率の向上にもつながることがあります。サイトの構造を検索エンジンのクローラーに分かりやすく伝える役割を果たします。これにより、クローラーがサイト全体を効率的に巡回できるようになります。 |
| 内部リンクの強化 | カテゴリなどの上位階層に自然な形で内部リンクが形成されるため、関連するページの評価が高まり、SEO効果が向上します。 |
パンくずリストの種類
| 階層型(ロケーション型): | サイトの論理的な階層構造を示すタイプで、最も一般的です。「ホーム > カテゴリ > サブカテゴリ > 現在のページ」のように、ウェブサイトの設計に基づいた道筋を表示します。 |
| パス型(履歴型): | ユーザーが実際にたどったページの閲覧履歴を表示するタイプです。ただし、ブラウザの「戻る」ボタンと機能が重複することが多く、現在ではあまり利用されていません。 |
