coding: コーディングとは？

概要

コーディングとは、人間が理解できる指示をコンピュータが実行できる形に変換するために、プログラミング言語やマークアップ言語を使ってソースコードを記述する作業です。この作業を通じて、Webサイトのデザインやアプリケーションの機能などが具体的に構築され、コンピュータが指示を理解し、意図通りの動作をするようになります。

ウェブサイトの例

ウェブサイトの見た目を整えるためにHTMLやCSSのコードを書くこと。 ウェブサイト全体の設計、機能の要件定義、そしてコーディングまで一連の作業を行うこと。

全般的な例

Webサイトの作成:	HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いて、 Webページの構造、デザイン、アニメーションなどを実現します。
アプリケーションの開発:	Python、Java、C++といったプログラミング言語を使い、 ソフトウェアの機能や動作を記述します。
データの符号化:	音声や画像などのデータをコンピュータが解釈できるコードに変換する作業も、 広い意味でコーディングに含まれることがあります（エンコード）。

プログラミングとの関係

コーディングはプログラミングの一部:であり、プログラミングは「プログラムを作成すること」全般を指します。プログラミングには、プログラムの設計、コーディング、テスト、不具合の修正といった一連のプロセスが含まれます。

コーディングとプログラミングの違い

コーディングとプログラミングは同じような意味で使われることもありますが、厳密には以下のような違いがあります。

項目	コーディング	プログラミング
範囲	プログラミングの一部工程	プログラム開発全体の総称
作業内容	設計書に基づいて、 具体的なコードを記述する作業	システムやサービス全体の 設計・開発、テスト、保守など、 より広い範囲の業務を含む

コーディングに必要なもの

コーディングとは、プログラミング言語を使ってコンピューターへの命令を記述する作業のことです。このコード（ソースコード）を書くことで、ウェブサイトやアプリケーション、ソフトウェアなどが作られます。

プログラミング言語:	人間の指示をコンピュータが理解できる言語に変換するための言語。
マークアップ言語:	テキストやデータに特定の意味を持たせるための言語で、HTMLやCSSなどが該当。
仕様書や設計書:	コーディングを行う際の基礎となる、 コンピュータにどのような処理をさせるかを示す情報。

具体的なコーディングの例

コーディングは、身近なさまざまなものの制作に使われています。

ウェブサイト：	見た目のデザインを構成するHTMLや、 色・レイアウトなどを設定するCSSを記述する。
ウェブアプリケーション：	入力フォームの動作や、 サーバーとの通信を行うJavaScriptなどのコードを記述する。
ソフトウェアやアプリ：	ゲームやビジネスソフトなどの機能を実現するためのコードを記述する。

コーディングに使う言語の例

HTML/CSS：	ウェブページの表示に使う
JavaScript：	ウェブサイトに動きをつけたり、動的な機能を追加したりする
Python/Java：	アプリケーション開発やデータ分析など、幅広い分野で使われる