独自ドメインを取得して使用する: ドメインとは?

2019年5月17日付の記事でも掲載していますが、年月が経過したこともあり、おさらいの意味で再度記載させていただきます。

目次

インターネット上の住所にあたるもの

ドメインとIPアドレスの違い

ドメインは簡単に言えばインターネット上の住所です。企業のホームページや個人のブログサイトはその住所に建てられる家だという風にイメージすれば分かりやすいかと思います。IPアドレスとは、インターネットなどのネットワーク上で、個々の機器(パソコンやスマートフォンなど)に割り当てられる「住所」のような役割を持つ識別番号です。この番号があることで、データが送りたい相手に正確に届くようになり、ネットワーク上でデバイスを識別し、相互に通信することが可能になります。

IPアドレスの主な役割

  • 機器の識別: インターネット上のすべての機器にユニークな番号が割り当てられ、どの機器にデータを送るべきかを識別します。
  • 通信の宛先指定: 手紙を出す際に宛先の住所が必要なように、インターネットで通信する際にも相手のIPアドレスを指定してデータを届けます。

IPアドレスの主な種類

  • グローバルIPアドレス: インターネット全体で一意に割り当てられるIPアドレスで、自宅のインターネット回線に割り当てられるアドレスを指します。
  • プライベートIPアドレス (ローカルIPアドレス): Wi-Fiルーターなど、家庭内やオフィス内の限定されたネットワーク内で、各機器(PC、スマホ、プリンターなど)に割り当てられるIPアドレスです。

IPアドレスの形式

  • IPv4: 現在広く使われている形式で、「192.168.0.1」のように、0から255までの数字を4つ、ピリオドで区切って表現されます。
  • IPv6: IPv4アドレスでは足りなくなるため、より多くのデバイスに対応できるIPv6への移行が進んでいます。

ホームページへのアクセス、メールの送受信にはドメインが必要

住所が不明だと郵便物が届かないように、ホームページへのアクセス、メールの送受信にはドメインが必要です。

例えば https://www.doranekoweb.com/ といったURLの場合、ドメイン名は doranekoweb.com の部分を指します。また、www の部分はホスト名、.com の部分がトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれています。

「共有ドメイン」は使わず、独自ドメインを取得しましょう

「共有ドメイン」とは、ありていに言えば複数の契約者で使うもので、集合住宅の建物名のようなものです。ホームページのURLやメールアドレスに「プロバイダ名」や「ブログサービス名」などが入ってしまっているものがそれにあたります。一般的に自社や運営者と関係のない文字列が入ったURLやメールアドレスは信頼性に欠けるとされています。

企業やビジネス、サービスのサイトであるなら「名は体を表す」ふさわしい独自ドメインを取得して用いるべきです。

ドメインの取得は「先取制」

独自ドメインの取得は「先取制」なので、同じ名前のものが先に使われていて有効になっていたら取得ができません。後述する「ドメイン検索」で取得できるか否かがすぐ分かるようになっています。検索順位や顧客流入が期待される文字列は既に第三者に取得されてしまっていることがままあるのですが、すぐに諦めないで、以下の3つの方法を参考にし、次の候補を選びなおして改めてドメイン検索してください。

希望するドメイン名に空きがない場合

TLDを変更してみる

TLDとは、前述の通り、.com の部分のことです。.com や .jp は人気があり非常に競争率が高いため希望のドメイン名が既に取得されている可能性が高いです。 .net など他のTLDを用いると取得できるかもしれないので調べてください。

ハイフンを追加してみる


希望の文字列の間に「ハイフン」を入れた別のドメイン名として取得することも可能なので、確認してください。 間にハイフンを追加することで取得しやすくなるためその文字列によっては有効な方法といえます。

数字を追加してみる

希望の文字列の間に数字を加えてみる方法です。例えば文字列の末尾に年号を加えたり、アルファベットの o(オー)を数字の 0(ゼロ)置き換えたりすることで取得可能性は高くなります。

日本語ドメインは利用しない

一時期流行しましたが日本語ドメインは競争相手がほぼ国内のWebサイトになるため、ローマ字のドメインよりも競争率が低く、比較的取得しやすくなっているということはあるのですが、企業やサービスのサイトを構築するにあたっては推奨しません。URLに2バイト文字である日本語を含むことで起こる弊害の方が大きいことによります。

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