owned media: オウンドメディアとは？

オウンドメディアとは

企業や個人が自社で保有・運営するメディアの総称です。Webサイト、ブログ、SNS公式アカウントなどが代表例で、自由に情報発信でき、自社の都合でコントロールできるのが特徴です。トリプルメディアの一つとして、広告（ペイドメディア）とSNS（アーンドメディア）と組み合わせて、顧客との関係構築やブランディングに活用されます。

自社のウェブサイトやブログ、メールマガジン、SNSアカウントなどがこれに該当します。従来の広告（ペイドメディア）やSNSでの評判（アーンドメディア）とは異なり、メッセージやコンテンツを自由にコントロールできるのが特徴です。

オウンドメディアの具体例

ウェブサイト/ブログ:	自社の商品・サービスに関連する専門的なコラムや、 顧客の課題を解決する記事などを掲載します。
SNSアカウント:	自社の公式アカウントで情報を発信し、ユーザーとのコミュニケーションを深めます。
メールマガジン:	購読者に対して、限定情報や役立つ情報を定期的に配信します。
YouTubeチャンネル:	商品の使い方や企業理念などを動画で発信します。

オウンドメディアの主な特徴

自社で管理・運営できる：	第三者に依存せず、情報を自由に発信・コントロールできます。
ブランド価値の構築に貢献する：	製品・サービスに関する詳細な情報を発信し、 顧客との長期的な関係構築やファン獲得を目指します。
顧客データを蓄積できる：	顧客の閲覧履歴などを分析し、マーケティング施策の改善に役立てられます。

オウンドメディアの主な目的

潜在顧客の獲得と育成:	商品やサービスにまだ関心を持っていない層（潜在顧客）に向けて 役立つ情報やノウハウを発信し、自社の見込み客へと育成します。
ブランディング:	専門性の高い情報や、企業の考え方を発信することで、 ブランドイメージを確立し、顧客との信頼関係を築きます。
資産形成:	蓄積された良質なコンテンツは、 検索エンジン経由での集客（SEO）を強化し、長期的な資産となります。
広告費の削減:	広告費をかけずに、自社メディアから直接顧客に情報を届けられるため、 コスト効率の良いマーケティングが可能です。

オウンドメディアのメリットとデメリット

メリット

広告費を抑えて継続的な情報発信ができる
自社の世界観や価値をじっくり伝えられる
顧客との直接的な関係を構築できる
SEO効果により自然な集客が見込める

デメリット

成果が出るまでに時間がかかる
高品質なコンテンツの継続的な制作が必要で、手間とコストがかかる
競合メディアとの差別化が難しい場合がある

トリプルメディアとは

オウンドメディアは、企業のマーケティングにおける「トリプルメディア」の一つです。

オウンドメディア（Owned Media）	自社で保有・管理するメディア。
ペイドメディア（Paid Media）	広告費を支払って利用するメディア（リスティング広告など）。
アーンドメディア（Earned Media）	SNSなどでユーザーの行動によって 自然に広がるメディア（口コミやシェアなど）。

オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアを連携させて活用することで、幅広い層にアプローチし、マーケティング効果を最大化することができます。