スパム対策ツールreCAPTCHAの代替: Simple Cloudflare Turnstile

人間とボット(機械的な自動プログラム)を区別するスパム対策ツール

目次

スパム対策をする理由

ホームページに設置した各種のフォームを使って「スパムボット=自動的に迷惑行為を行う機械的なプログラム」から大量のスパムメール(迷惑メール)が送られてくることがあります(特に海外から)。スパムメールが大量に届くと大切な顧客からの問い合わせを見落としてしまったり、迷惑メールを削除する手間が発生します。サーバーに大きな負担がかかってホームページの表示が遅くなったり、最悪の場合はダウンしてしまうような恐れもあります。各種フォームへのスパム対策は必須と言えます。

スパムメールの例

広告メール商品やサービスの宣伝を一方的に送りつけられる
悪意のあるメールウイルス感染を狙うメールでは
書かれたリンクをクリックしてしまうことで、
自社のパソコンやスマートフォンがウイルスに感染させられる
詐欺メール購入していない商品の請求書を装われたり、当選を偽って金銭を要求されたりする
フィッシング詐欺メール大手企業や銀行などの「偽ログインページ」に誘導し、
IDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を騙し取ろうとする

これまではGoogleのreCAPTCHA(リキャプチャ)活用が一般的でしたが…

reCAPTCHA無料利用枠が大幅に縮小され、継続利用のためには有料プランへの移行が求められるようになりました。

無料で使えるreCAPTCHAの代替ツール Cloudflare Turnstile

そこで、Wordpressの新しいスパム対策プラグイン「Cloudflare Turnstile(クラウドフレア ターンスタイル)」が便利です。Wordpressでもっともシェアの大きな代表的なメールプラグイン「Contact Form 7」のマニュアルでも、以下の案内がされています。

Turnstile は Cloudflare によるスマートな CAPTCHA 代替サービスです。Contact Form 7 は Turnstile とのインテグレーションモジュールを提供し、あなたのフォームをスパムボットから守ります。Google reCAPTCHA とは異なり Turnstile は無料で利用できます。reCAPTCHA を使うべき理由が特にないのであれば Turnstile を選択してください。

Cloudflare Turnstileの特長と仕組み

ユーザーの負担が少ない「見えない」認証ブラウザの癖や人間の行動を検出することにより
ユーザーに対して画像認証を求める必要がない仕組み
ごく稀に、疑わしいと判断した場合のみ
簡単なインタラクション
(例:チェックボックスをクリックするだけ)
を求めることがあります
プライバシーへの配慮ユーザーのデータを
広告目的や個人を特定できる情報として収集することはない
収集されるデータは、ボットを検出するためのみに利用
高度なボット検知技術セキュリティ メカニズムと機械学習モデルを活用し
人間とボットを高速に区別
導入のしやすさContact Form 7 などの関連プラグインに
キーを入力するだけで設定可能

適用範囲

・Contact Form 7のフォーム
・WordPressのログイン画面
・WordPressのユーザー登録画面
・WordPressのパスワードリセット画面
・WordPressのコメントフォーム

設定画面で適用範囲を選択できます。

導入ステップ=WordPressとContact Form 7を利用している場合

Cloudflare Turnstileのアカウントを作成

STEP
公式サイトにアクセス
STEP
無料で始めるをクリック
STEP
アカウントを作成

キーを発行する

STEP
ウィジェットを追加
STEP
ウィジェット名を入力
STEP
ホスト名を入力し追加
STEP
チェックを入れて追加
STEP
ウィジェットモードを選択
STEP
発行されたサイトキーとシークレットキーを控えておく

キーをWordPressに設定

Contact Form 7にキーを入力

・Contact Form 7の設定画面「インテグレーション」にアクセスして「サイト キー」と「シークレット キー」を入力し「変更を保存」をクリック

・フォームの入力欄の上に下の画像が表示されていれば完了

プラグインSimple Cloudflare TurnstileをWordpressにインストールして有効化する

以下のフォームに適用させます。

・Contact Form 7のフォーム
・WordPressのログイン画面
・WordPressのユーザー登録画面
・WordPressのパスワードリセット画面
・WordPressのコメントフォーム

STEP
プラグインをインストール

プラグインの新規追加画面から、Simple Cloudflare Turnstileを検索してインストールし有効化する

STEP
キーを入力

「設定」にCloudflare Turnstileのメニューが追加されるので、アクセスしてキーを入力する

STEP
有効化するフォームを選択

有効にしたいフォームが選択できる=基本的にはすべて選択

STEP
Contact Form 7と連携する

「すべての CF7のフォームで有効化」にチェックを入れ、変更を保存をクリック

STEP
応答テスト

応答テストをクリックし、「成功 ! Turnstile はこれらの API キーで正しく動作します」と表示されれば完了

STEP
Contact Form 7とreCAPTCHAの連携を解除(連携させていた場合のみ)

連携させていた場合は、「お問い合わせ > インテグレーション > reCAPTCHA」の画面からにキーを削除をクリックして連携を解除する

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