CMSとして使うからには用意してないと意味がない

WordPressでサイトを作る主たる理由の一つ、というか最も重要なことがCMSとして使うから。と言っても過言ではありません。CMSとして使うから、ということになると「カスタムフィールド」を用意してクライアント側に提供するってのが制作する側の責務だよ、と言ってもこれまた過言ではありません。

カスタムフィールドって何のこと？必要なの？

文字通り、入力するフィールドがカスタマイズされたものってことですな。HTMLその他の専門知識を持たない人でも簡単に情報や記事を更新できるようにするのがCMSの本分なんだから、更新現場担当者の立場に立った「専門知識いらずで簡単に入力出来て、ポチっとすれば公開できてしまう」記事作成フィールドを用意するってことです。投稿ページや固定ページに「こういう書き方して更新してね」というようなレクチャーしながら更新してもらうより、定形型であらかじめ用意された入力フィールドがあるほうが制作側・運営側双方にとって手間の省力化に直結するということになります。

こういう用途で必要ですね

頻繁な情報更新が必要なコンテンツ

• 定期的に発表されるニュースリリースとか、更新情報とか
• 今週の目玉商品はコレです＝スーパーマーケットなどですね
• 販売中の企画ツアー商品リスト＝旅行会社などですね
• 今月開催の会社説明会リスト＝イベント等の定型告知ですね

デフォルトの「投稿ページ」や「固定ページ」と同じように、ダッシュボードの左メニューの中に、例えば「今週の目玉商品」のように名付けたカスタムフィールドを表示して、更新現場担当者はそこから入力画面にアクセスしてもらうことになります。

どうやって作って、どうやって実装すればいいの？

PHPやHTML駆使してゴリゴリ書いていくのはすごく手間がかかる上に、仕様変更などちょっとしたことでも「ワケワカメ状態」になること必至なので、これはもうプラグイン一択ですね。様々あるカスタムフィールド作成プラグインの中で、一番いいと思っているのが　Advanced Custom Fields　です。

●Advanced Custom Fields
WordPressの編集画面とカスタムフィールドデータのコントロールを完全に制御します。フィールドビルダを使用すると、いくつかのボタンをクリックするだけで、WP編集画面にフィールドをすばやく簡単に追加することができます !投稿は、投稿、ユーザー、タクソノミーの用語、メディア、コメント、カスタムオプションのページまで含めてWP全体に追加できます !どこにでも表示できます。デベロッパーフレンドリーな機能で、テーマテンプレートファイルにカスタムフィールド値を読み込んで表示できます。

管理画面上で簡単にカスタムフィールドを作ることのできるAdvanced Custom Fields

手取り足取りの解説が「バズ部」さんのページにあるので参照しながらトライしてください。制作並びに管理担当者としては必要不可欠なナレッジだと思いますので、これはマスターしておいて欲しいですね。

Advanced Custom Fieldsの全フィールドタイプを徹底解説

蛇足ですが・・・過去は情報更新にかかわる作業まで何でも一人で行う立場だったのでカスタムフィールドを使っていないサイトだらけになっちゃった経緯があります。つまりCMSとして使うってことをしてこなかったワケです。それで済んでいたときは良かったかも知れませんが、そのために現場での更新担当者が育ってこなかったのだ、という反省もあります。