鴨川等間隔の法則、を思い出す。

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そろそろハラヘだな。そろそろ鴨川名物のアベック等間隔(これ死語だろw)の時間ですかね?


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コメント一覧 (1件)

  • 小説にも登場する鴨川等間隔の法則
    京都大学出身の小説家森見登美彦さんの『太陽の塔 』は舞台が京都であり、京都の地名などが事細かに記されています。そこでは鴨川等間隔の法則も紹介されているのです。

    鴨川に等間隔に並んでいる男女の群れは有名である。彼らが一定の距離を置いて並んでいることから、一般に「鴨川等間隔の法則」という名で知られている。夕刻に鴨川に出る孤独な学徒たちにとって、この不快な難問は解決されたためしがなく、解決しようという奇特な人間もいない。我々はしばしば幸せそうに並ぶ男女の間に強引に割り込み、男女男女男女男女男男男男男女男女男女男女という「悲しみの不規則配列」を作ってみたが、奴らは大して見栄えのするわけでもないお互いの顔面表皮を眺めるのに夢中で、我々のいじましい苦闘など眼中になく、かえって深い痛手を負うのは我々であった。それでも二三ヶ月もたつと、またむらむらと湧いてくる悋気の矛先の向けようがなく、我々は性懲りもなく再び「鴨川等間隔の法則」との過酷な戦いを余儀なくされるのであった。

    鴨川等間隔の法則を構成するのはカップルだけではなく、女性だけ男性だけのグループも見かけます。しかし、クリスマスの夜に男二人で鴨川に座ったりするのはなかなか勇気のいることでしょう。彼女が「ここに座ろうよ」と言ったとき、ぼくは「馬鹿野郎、ここに座ったら法則が乱れるだろ!」と言って別の場所に誘導したことがあります。こんなふうに、鴨川等間隔の法則を知っている人には意識的に法則を守ろうとしている人もいます。しかし、基本的には意識していないのに等間隔で座ってしまうのです。よくこれを発見したなぁと思います。ぼくは勝手にこの法則は同志社などの学生によって構成され、京大生が発見したのだと信じています。心を許した大好きな人と密着して隣り合って座り、他人とは距離を置いて座る。人の心の中を映し出したような光景をみせてくれるのが「鴨川等間隔の法則」なのです。

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