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大和西大寺駅(やまとさいだいじえき)は、奈良県奈良市西大寺国見町一丁目にある近畿日本鉄道(近鉄)の駅。駅長配置駅である。奈良線と京都線・橿原線が平面交差する形で乗り入れており、橿原線平端駅を介して天理線から直通する急行・普通列車も当駅まで乗り入れている。1980年代頃から1990年代にかけての駅舎改築により、広い連絡橋コンコースを持つシンプルで利便性の高い駅となった。3面5線の島式ホームを有する地上駅。各ホームは橋上駅舎と地下通路で連絡しており、6番のりばまでホームがある。うち4・5番のりばは同じ線路を共有している。いずれも有効長は10両。駅舎改築以前の1980年代から1990年頃にかけて、5番のりばは独立した1面1線ホームであった。線路は旧4番のりば(現4・5番のりば)のすぐ南に並行しており、難波方に車止めがあった。このため、5番のりばは橿原線の当駅発着列車(もっぱら普通列車)専用ホームとして使われていた。旧5番のりばへの連絡階段は駅南出口への階段との共用で、駅南出口への階段の途中から分岐して下りていくようになっていた。この構造が橿原線と他線との接続に支障をきたしたため、駅舎改築時に難波方に直通できる6番のりばを新たに設けた。旧5番のりばの線路スペースには、現5・6番のりばのホームが作られ、1987年より使用を開始した(つまり、旧5番のりばの線路とホームの位置を入れ換えた)。6番のりばから難波方面への出発が可能になったことで運行の自由度が上がり、橿原線や天理線の当駅到着列車が、そのまま、奈良線への当駅始発列車としての運用も可能になった。改札は中央改札口と南改札口の2か所である。中央改札口は南北自由通路に面し、駅の南北から出入りできる。北口はならファミリーにも近い。南改札口は陸橋上にあり中央改札口開設後も残されているが、従来あった北改札口は中央改札口の設置とともに閉鎖された。バス乗り場は北口のみ、タクシー乗り場は北口と南口の両方にある。2階コンコースには近鉄の駅ナカ事業拡充方針に伴い、2000年頃よりベーカリーショップや蕎麦処、カフェスタンドやコンビニエンスストアなどが出店した。その後、2007年8月10日に近畿日本鉄道が、当駅のコンコースを約30億円をかけ、2倍に増床して高級スーパーマーケットなど20店舗が入居するショッピングモールを整備する計画を発表。2009年9月11日に増床工事が完成し、駅構内ショッピングモール「Time’s Place Saidaiji(タイムズプレイス西大寺)」として開業した。これにあわせて当ショッピングモールの来客を対象に、当駅の入場料金を不要にするサービスを実施している。当駅は乗換客が多いにもかかわらず、長年、駅構内にエレベーターが設置されていなかったが、上記ショッピングモールの増床にあわせて設置工事が施工され、ショッピングモール開業時に供用を開始した。特急列車および観光特急「しまかぜ」も含めた全定期旅客列車が停車する。4・5番のりばの特急以外の列車は両扉扱いを実施しているため、3・4番ホームと5・6番ホームとの間は停車中の列車内を経由して移動することができる。当駅を発着駅とする列車が各方面にわたって多く設定されている。
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