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御影駅(みかげえき)は、兵庫県神戸市東灘区御影本町四丁目にある、阪神電気鉄道本線の駅。快速急行を除いた全列車が停車する。東海道本線(JR神戸線)の住吉駅(快速が停車)が比較的至近距離にあり、利用客は当駅より多い。阪急電鉄神戸本線の御影駅は約1.2km離れている。徒歩で北へ15分ほど。当駅から六甲ケーブル線六甲ケーブル下駅方面へのバスは神戸市交通局(神戸市バス)によって運行されているが、六甲ケーブルは阪神の子会社である六甲摩耶鉄道が運営しており、六甲山には阪急阪神東宝グループのレジャー施設があることから、当駅から神戸市営バスを介して六甲ケーブルに乗り換え可能な時間帯に電車が当駅に到着する際「六甲山にお越しの方はバスにお乗換えください」という車内アナウンスが入る。2009年(平成21年)3月20日に阪神なんば線が開業し、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線との相互直通運転が開始されたが、直通列車である快速急行は開業後も引き続き当駅を通過する。理由としては、魚崎駅より乗降客数が少ないこと、ホームが急カーブ上にあるため(後述)1両あたり21m級の近鉄車両では停車すると箇所によっては車両とホームとの隙間が大きくなりすぎて乗降に危険が伴うこと、ホーム有効長が短くはみ出てしまう上に延伸も不可能であること等が挙げられている。そのため、近鉄車両の運用も含まれる快速急行は低速で通過する。ちなみに、当駅は直通特急・阪神特急・区間特急の停車駅ではあるが、今昔に渡って快速急行停車駅になったことは全くない。駅南側(旧270台収容駐輪場)は、「バレンタイン広場」として整備されている。当地近傍に本店がある洋菓子店モロゾフが、1936年2月12日に東京で発行されていた英字新聞に「バレンタインデーにチョコレートを贈りましょう」という広告を出したことを理由として、当地を日本のバレンタインデー発祥地とみなす説に基づいている。1986年から神戸市と交流のあるイタリア中部のテルニ市(聖バレンタインの出身地とされる都市のひとつ)から、神戸市が許諾を得てバレンタインの名前を冠している。2013年5月3日には、テルニ市からジローラモ市長 (it:Leopoldo Di Girolamo) を迎え、盛大に記念式典が行われた。階段状の御影石で囲んだ空間で、中央にはテルニ市の位置を示す陶板が埋め込まれている。聖バレンチノ教会 (it:Basilica di San Valentino) やステンドグラスの写真を貼り付けて教会をイメージしたものと、同教会の柱を模した、2つのチョコレート色のモニュメントもある。ハート形にくりぬかれたその上部は、中でカップルが手をつなぐようにという想定。さらに、阪神御影南口バス停のシェルターはチョコレートの形となっている。
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